カナダへの留学を経て、2016年5月にグッドマンサービスのグローバル事業部へと入社した大谷さん。カナダから帰国する3か月前ほどから日本企業の求人を探していたそうですが、当時はいろいろと不安な気持ちもあったといいます。
「カナダでの生活が非常に自分に合っていたこともあり、戻ってから日本に馴染めるかとても不安でした。同時にせっかく留学をしたのだから、1から何かをはじめるよりは、これまでの経験がいかせる仕事に就きたいと考えていました」
そんなときに転職サイトで見つけたのがグッドマンサービス。当時、新規事業として立ち上がったグローバル事業部の採用情報を見て、ぜひここで働きたいと思ったそうです。
「自分もカナダで生活をしていたのでよくわかるのですが、異国の地で仕事を探すというのは本当に大変だし、不安も大きいものです。銀行や家の契約でさえそうですが、一発目の電話をするときはナーバスになる人がほとんどだと思います。自分の語学力に自信がなかったらなおさらです。そういうときに、安心してもらえるようなお手伝いをしたいですし、実際にその人にあった職場を紹介したい。それには、自分のこれまでの経験が役に立つと思ったんです」
1社目の面接で即決をし、いざ入社をしてみると、思った通り自分のやりたいことができる環境だったそうです。
「自分は入社をして2年が経ちましたが、まさにやりたかったことができてきたと思います。社内も風通しがよく、代表も現場の声をしっかり聞いてくれます。グッドマンサービスには、いい意味で日本の企業らしくない面がありますね」
また、チーム内には外国人が多く、立ち上げメンバーで部長の矢野さん以外の日本人は大谷さん1人。そのため、しっかりと意見を言い合うことを大事にしているといいます。
「特にグローバル事業部は外国人が多いこともあるので、いつも同じ方向を向けるよう意識しています。やはり育った国によっては、感じ方や感覚が違うこともあるのですが、意見をストレートに言いあえれば、修正も早くできます。また、チーム内のメンバーは自分自身も異国で職を見つける大変さを体感しているので、外国人の方の日本での職探しを成功させる、という目的達成への想いが強い。共通のゴールが体感的にわかっているのは僕たちの強みだと思います」
グッドマンサービスのグローバル事業は、大谷さんの活躍もあり急成長しています。しかし、はじめは応募者が少なく、どうしたら応募者が増えるかと苦心されたそうです。
「弊社で運営している『NIPPON仕事.com』は今でこそ安定した応募数を獲得できていますが、当初は全然見られてすらいませんでした。どうしたら応募者が増えるかと苦心しましたが、結果を出すにはがむしゃらにやるしかない。中国や台湾、韓国などでのデジタル施策のほか、現地の学校に出向いて広めてもらったり、現地の方に日本にいる友人を紹介してもらうなど、かなり地道なアプローチもしましたね(笑)でもその積み重ねで、少しずつ光が見えてきて、あっという間に応募が集まるようになりました。あの時はつらいこともありましたが、初めて自分の紹介した仕事が決まった瞬間は本当にうれしかったです」
また事業開始当初は、紹介先の企業様にも「外国人で大丈夫?」と不安がられることもあったそうですが、今では「グッドマンサービスさんの紹介なら安心」とまでに信頼を獲得。日本の雇用状況にも変化が訪れている今、大谷さんは更なる高みを目指しています。
「今後は外国人の雇用を促進するNO.1の企業を目指していきたいと思っています。NO.1といってもいろいろありますが、自分の中では、職を探している方の不安をとりぞくことができたり、何でも相談できる企業というような、サポートの分野でNO.1になりたいです。例え効率的にビジネスライクにやって売り上げが伸びても自分の中では意味がない。仕事だけでなく、家のことでも生活のことでも、何でも解決できるようになりたいです。なので、何かあったら真夜中にLINEを送っていただいて全然かまいません(笑)冗談じゃなく本当に、その方の日本での人生を全部サポートできるような仕事をしていきたいですね」