私たち龍宮城スパホテル三日月(以下、ホテル三日月)では、ホテルとして ”親子3世代で楽しめる" "三日月だけで1日が完結する"をコンセプトに掲げ、祖父母・両親・子供の親子3世代がみんなで一緒に楽しんで頂けるように、私自身も含め社員一同業務に励んでいます。
また、一般的なホテルのイメージは ”ただ宿泊する場所" と考えられがちですが、三日月では「宿泊もできて、たくさん遊べて、美味しい料理も食べられる」が全て体験でき、施設内で丸1日楽しく過ごせるような空間作りに会社全体で取り組んでいます。
CASE
サービス事例
日本を代表する一大リゾート施設が考える、人材確保の方法とは?
龍宮城スパホテル三日月 / 総務主任
佐藤 健
都心から1時間。アクアラインを降りると一際存在感がある、日本を代表するリゾート施設「龍宮城スパホテル三日月」
2つある宿泊棟の総客室数は479室で、有名な黄金風呂や屋内外のプールスパ、展望温泉、宴会場にペットと泊まれるホテルまで完備するこの巨大施設では、取材日当日もお年寄りから赤ちゃんまで様々な年代のお客様が思い思いの時間を楽しく過ごされている様子か見受けられました。そのような雰囲気の中、今回は龍宮城スパホテル三日月 総務課主任の佐藤様にお話を伺いました。
「親子3世代で楽しめる」「三日月だけで1日が完結する」をコンセプトに掲げ、新たな事業にも挑戦中です。
佐藤さん
実際に、取材日当日も赤ちゃんからお年寄りまで様々な年代のお客様がいる中で、ホテル従業員の方もお客様一人ひとりに合わせた接客対応を実践している姿が見受けられました。また、現在ホテル三日月では新規事業にも力を入れているとのこと。今まで日本で培った経験や三日月ブランドを守りつつ、新しいことにも常に挑戦していく会社であり続けると佐藤さんは語ります。
佐藤さん
三日月グループでは、現在新規事業として海外進出にも力を入れており、2022年6月には海外第1号となる "ダナン三日月" がベトナムに本格オープンしました。こちらの施設は294の客室数からなるホテル棟、ヴィラ、全天候型プール、温泉、レストランなどが備わる大型リゾート施設になっています。今後もホテル三日月としてはこのダナンを皮切りに、グローバルな目線も持ちながら事業展開をしていき、常に新たな挑戦をしていきたいと考えています。
最短勤務は1週間でOK!ホテル三日月が実践する短期勤務希望者の受け入れ術とは?
通常リゾートバイトでは研修期間や仕事に慣れる期間もあるため、1ヶ月以上の勤務が必要ですが、ホテル三日月では1〜2週間の勤務でも紹介可能な職種もあり、夏休みに仕事を探している学生の応募が殺到しています。
業界的に1ヶ月未満の勤務期間では受け入れが難しいと言われる中で、どのような方法で短期希望者の受け入れを可能にし、多くの人材を確保しているのでしょうか?
佐藤さん
短期勤務希望者の方に対してお仕事がご用意できる1番の理由は ”業務を細分化させている” ということが大きいかと思います。
まだ仕事に慣れていない状態で色々なお仕事をお願いすると、仕事が追いつかず、お客様にも迷惑が掛かってしまう可能性があります。そのため、お皿を整理する係・下膳係・洗い場係など業務をより細分化し、仕事内容も比較的簡単にすることによってすぐに仕事に慣れてもらえるような環境を整えています。
実際にレストラン業務で例を挙げると、ホテル三日月では繁忙期になると満室になる日も珍しくなく、約1800人のお客様が宿泊できる規模になっているとのこと。加えて日帰りのお客様も多く、夕食や朝食の時間にはたくさんのお客様がバイキング会場に集まることが予想されます。
このような中で各業務の細分化・簡素化ができると仕事もすぐに覚えることができ、短期間でも即戦力で業務にあたることが可能になっています。さらに他のホテルで受け入れることのできない短期希望者をごっそり受け入れることができグッドマンサービスでも多くの人材をご紹介することに成功しています。
今夏グッドマンサービスからの人材紹介は全体の7割!担当営業の藤津さんの対応も非常に満足しています。
繁忙期の夏休みシーズンは100名以上の人材を確保しなければならないホテル三日月では、複数の人材派遣会社と取引をしながら、スタッフの確保を行っています。そのような中でホテル三日月が考える人材確保の課題や悩みをお聞きしました。
佐藤さん
これは他のホテルさんも同じ理由で悩まれているかもしれませんが、ホテル三日月の場合7、8月が年間売上の大半を占めるいわば大繁忙期。逆にいうとそれ以外の月は比較的予約状況も落ち着いてしまっています。このように繁忙期・閑散期が激しい業界の中でホテルとして1番考えないといけない課題点は、“繁忙期にいかに必要な人材を確保するか”ということです。
この課題に対してグッドマンサービスでは、繁忙期の7〜8月に全体の約7割近くの人材を紹介することに成功しています。
また、今回が派遣スタッフの窓口業務を担当されて初めての本格的な人材の受け入れだったという佐藤さん。色々な悩みもある中で、人材の紹介はもちろんのことグッドマンサービスの担当営業の対応は非常に感謝しているとのことでした。
佐藤さん
私が窓口担当になって、本格的な派遣スタッフの受け入れは今回初めてでした。なので正直手探りで色々分からないこともある中で各派遣会社とやりとりをさせていただいたのですが、とりわけ担当営業の藤津さんは私の立場をきちんと理解して頂いて、同じ目線に立ってもらい様々なやりとりをすることができたので、本当にありがたかったです。
また、他の派遣会社さんがホテル三日月の募集を開始するタイミングで、グッドマンさんではすでに何人も人材を紹介していただいている状態だったので、スピード感も含めて担当営業の藤津さんには精力的に動いて頂き、感謝しています。
実際に今回のインタビューも、夏休み前の忙しい時期にお願いをさせて頂いたのですが、「藤津さんからの要望だったら断れないですよ」と快く承諾して頂くことができました。
グローバルな目線で。地域と協力をしながら世界中の方々に「ホテル三日月」を楽しんでもらえるように。
最後に、三日月グループとしての今後の展望をお伺いしました。
佐藤さん
初の海外進出第1号として、今年ベトナム・ダナン三日月がオープンし、日本人のお客様に海外でもホテル三日月を楽しんでいただけるようになりました。
我々としては、ベトナムのお客様にもダナンの施設からホテル三日月を知って頂くことで、訪日観光の際に日本のホテル三日月にも遊びに来てもらえるよう、グローバルな目線でお客様の流れを作り出せるようにしたいと考えています。
実際に日本のホテル三日月でもベトナム人スタッフが40〜50名近く勤務しているとのことで、ベトナムのお客様が日本にこられた際も快適に過ごしていただけるような環境を整えているそうです。またホテル三日月では国内外問わず、地域の方々と協力しながらリゾート地を作るという社風が浸透していると佐藤さんは語ります。
佐藤さん
ホテル三日月ではコンセプトとは別に、会社の行動目標の1つとして ”社会貢献" をキーワードに地域と協力をしながら活動しています。具体的にはコロナ禍で木更津の花火大会が中止になった際に、地元の花火師さんたちと協力をして、ホテルで花火を打ち上げるイベントを企画しました。
創業の地、勝浦がそうだったように、海外第1号のダナンでも元々何も無かった土地に進出し、地元の方々と共に三日月を中心とした観光地を形成し、地元経済の発展に貢献していきたいと考えています。
Withコロナで経済活動との両立が加速している今、消費者一人ひとりの意識も変わり始め、少しずつではありますが観光地に人が戻ってくるようになりました。
来年以降、国内外問わずコロナの収束による旅行消費の大幅増加の波にホテル三日月も乗り遅れない様にしなければと力強く語る佐藤さん。海外進出を果たしたホテル三日月が次に何を仕掛けるのか、目が離せません。
龍宮城スパホテル三日月
東京湾を望む「龍宮城スパホテル三日月」。ビュッフェを提供するレストランやその他3軒のレストランを併設し、大浴場、屋内・屋外プールやラウンジ、カラオケバーなど、施設内で1日遊び尽くせるスパリゾート。